産後+20kg、更年期かと思ったら「胃腸の弱り」だった話
産後の体重増加を、正直ずっと放置していました。気づけば20代の頃よりプラス20kg近く。ついに膝に痛みが出るようになり、慌ててスポーツジムに通い始めましたが、思うように体重は落ちませんでした。
「もしかして甲状腺の病気?」と疑って検査もしましたが、結果は異常なし。40代に差しかかっていたこともあり、更年期障害も頭をよぎりましたが、ここ2、3年はPMSでのドカ食いやむくみが特にひどくなっていました。
きっかけは、思いがけない紹介から
転機は、甲状腺検査を受けた内科でPMSの相談をしたことでした。そこで紹介されたのが、婦人科も診ている、漢方に詳しい病院。
正直「更年期の薬が出るのだろう」くらいに思っていたのですが、先生は更年期という枠にとらわれず、一から体の状態を丁寧に聞き取ってくれました。その結果わかったのは、意外にも「胃腸が弱っている」ということでした。
言われてみれば、食べるのが大好きで、食べ過ぎては気持ち悪くなって吐いてしまうことがよくありました。
指導されたのは、まず「胃腸を休める」こと
治療の第一歩は、薬よりもまず養生でした。
- 必要以上に食べない
- 夕食は具なしの野菜スープでよい
- 体を温めることを徹底(足湯も取り入れる)
処方されたのは、五苓散・白虎加人参湯・茯苓飲の3剤。薬剤師の視点で振り返ると、むくみがあって痩せたいと言えば防已黄耆湯あたりが出るのかな、と予想していたのですが、消化力の低下を指摘されての処方は少し意外でした。五苓散と茯苓飲は、体内の水分バランスを整えたり、吐き気・胸やけの改善を狙ったもので納得。白虎加人参湯は、ほてりや多汗があったこと、そして舌診(舌を見た診察)や口渇の様子から、体に熱がこもっていると判断されて選ばれたのだと思います。
食べ過ぎなくなったら、体が変わった
漢方以前に、「食べ過ぎない」という指導が効いたのか、以前のように食べようとすると逆に吐き気がするようになりました。治療を始めてまだ1ヶ月ほどですが、体重はするっと4kgほど落ち、あれほど悩んでいたPMSのイライラも、不思議と爆発することがなくなりました。
1ヶ月で処方も見直しに
ちょうどこの処方を1ヶ月ほど続けたあたりで、ずっと下痢気味・軟便だった便通が、今度はすっきり出にくくなってきました。そこで先生の判断で、白虎加人参湯から調胃承気湯へと処方が変更に。体の状態に合わせて柔軟に見直してもらえるのは、丁寧に診てくれている安心感につながっています。
ちなみに自宅から病院までは距離があるため、通院は現在オンライン診療で行っています。オンラインであっても、先生はとても丁寧に診察してくださっています。
更年期、で片付けなくてよかった
「40代だから更年期」と自己判断していたら、たどり着けなかった答えでした。不調の原因を決めつけずに、一から体を診てもらう。それだけで見えてくるものがあるのだと実感しています。
※本記事は個人の体験に基づく内容です。体質や症状には個人差があり、同じ効果を保証するものではありません。気になる症状がある方は医療機関にご相談ください。

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